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ラオスの織物

谷由紀子さんの作品を見てお話を聴いた。

彼女はラオスに10年住んで、現地の人たちの持っている技術を生かしながら、自分のデザインで布(木綿、絹、葛)を織らせ、日本で販売することにより、現地の人たちの経済に寄与することによって、その伝統を新しい形で残して行こうとしている。

話に聞くと、ラオスの村の現状はミャンマーよりはかなり良いと感じる。ここ10年で随分発展したようだ。電話もあるし、インターネットも通じている。織物の技術もミャンマーより優れているように思う。少なくともチン州よりは。

しかし、言葉の端々から、彼女の悩みが伝わってくる。昔の伝統をそのまま変えずに保つことは経済的に成り立たない。経済的に成り立たせようとすると、伝統は変形する。それではラオスが日本のようになってしまうのではないか?と言う悩みだ。

ところでラオスとは何処か?地図を見ると、北は中国、南はタイ、西はミャンマー、東はヴェトナム、という位置関係。

そのため、彼女の村(ルアンナムター)には中国の資本で大規模なゴム林が作られているとのこと。ゴムの木が育てば、ゴム液採取に多くの人手が要る。その方が収入が良くて、村人は機織を止めるだろう、と言うのも彼女の悩みの一つ。

なーに、中国は外国の工場で現地の人を雇わず、中国人を連れてきて定住させ、中国人の人口比率を上げることを常套手段としている国。この村も直ぐ中国人村に変わるのではないだろうか?そして、チベット・ウイグル化する?

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