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2009年8月

選挙雑感

1.
今回の選挙で勝ったのは、民主党ではなくて、マスコミ(テレビ、新聞)だと思う。マスコミの民主党への肩入れは凄かった。これにまんまと乗せられた票が多いのではないか?

しかし、これから民主党の本当の姿が徐々に明らかになれば、人気は飛び去り、民主党は迷走の末、分裂するのではないだろうか?

真夏の夜の夢。後の残るものは、中国・韓国のほくそえみ、にならなければ良いが。

2.
小泉の「自民党をぶっ潰す」はこれで完成した。

しかし私はマスコミは故意に小泉を曲解していると思う。

多くの自民党員は、小泉改革が諸悪の源泉であるという、これは誤りだ。収入格差の拡大は小泉以前から始まっていた。私は、彼の政策が全て正しかったとは思わない。例えば、郵政民営化はそれほど根本的な問題ではなかった。

しかし、日本の社会体制の行き詰まりに対して、これを何とか改革しなければ日本の未来はない、と感じた彼の直感は正しかった。

その後起こった彼に対する反発は、この改革によって既得権益の危機を感じた守旧派による反乱であり、彼らは自分の権益を守るために小泉を追い落とし、マスコミを抱きこんで悪口の限りを書かせた。そして、守旧派の権益は守られ、彼らの未来は安泰であるかのように見えた。

3.
今回の民主党の大勝利は、この自民党守旧派の巻き返しに対する一般国民の反感が、マスコミの援護で民主党に廻ったものであり、民主党の本質を理解していない浅薄な票が集まったものだと思う。

4.
だから私は民主党がその政策で自分達の本質を表しだし、それをマスコミが伝えざるを得なくなると、この人気は瞬く間に消えてしまうのではないかと思っている。

心配なのは、それまでに民主党が取り返しの付かない失政を行うことだ。特に外交面で。

例えば、中国対策を誤れば、その誤りを正すのに、日本は多くの歳月と苦労を重ねなければならないだろう。

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偉い人がいた

感心。偉い人がいたもんだ。
しかし、63歳でなくなるとは、惜しいことをした。

インドネシア、ヴェトナム、ミャンマー、スリランカで活躍した国際NGOの活動報告だが、主たる活動地域はミャンマーである。

先ず彼の立ち上げたNGOはBridge Asia Japan(BAJ)。
http://www.baj-npo.org/
活躍地域はミャンマー北西部のラカイン州。ここは隣国バングラデシュと国境を接しており、同国からの難民(イスラム教徒)は不法入国者としてミャンマー国民とみなされていない(IDカードもパスポートも取得できない)。

1994年、インドネシアで活動を開始した著者は、UNHCR(国連の難民支援機関)  http://www.japanforunhcr.org/ が、ミャンマーで活動するNGOを探していると言う話を聞く。これに応えてラカイン州マウ ンドーを本拠地として、自動車修理、ボートの補修を開始する。そのために修理工場・技術センターを建設、1995年に完成した技術センターで帰還難民や地 元青年への技術訓練を開始する。

1995年から97年に郵政省からの寄付金で、村人に大工仕事や左官仕事を教えながら、当地で初めての鉄筋コンクリート製小学校を建設。

1998年、村人の協力を得て、鉄筋コンクリート製の橋を作った。建設現場の訓練生にはわざと異なる民族を集めて民族の融和を狙った。このようにしてBAJは2008年末までに213本の橋を作った。

2001年、ラカイン州シトウェにBAJ技術訓練学校を開設、自動車整備、電気修理、溶接の3コース。従来の理論中心でなく実技に重点を置いた訓練を行った。

2004年に卒業生を調査し、その要望に応えて、学校敷地内に修理工場を作って外部からの注文を受けられるようにした。この学校は2007年に国境地域開発省に引き継いだ。それまでの5年半に485人が卒業した。

1999年には、技術センター内に女性のための裁縫技術訓練コースを開いて、地域の女性リーダー育成を狙った。イスラム教徒と仏教徒を同じクラス に入れた。このコースを卒業した女性は1800人以上。ミシンでなく、日本の小中学校で使った裁縫箱を寄付してもらい、これを使った。寄付された裁縫箱は 2700セット。
2005年から、ミャンマー人女性スタッフによる「家族の健康と情報交流コース」を開いた。

1998年、ミャンマー政府から、マンダレー管区の中央乾燥地域で井戸を掘ってくれと言う依頼が来た。そこは殆ど仏教徒で、帯水層は地下 200~300メートルである。最初の井戸はマンダレー管区ニャンウー郡ニャントゥ村。その後9年間でBAJは100本の井戸を掘り、135本の井戸を修 理した。

BAJは現在東京に1、ミャンマーに8、ヴェトナムに2、の事務所を持っている。日本人スタッフ13名、現地人スタッフ159名、計172名である。

2004年から、UNCHRの要請でカレン州、モン州の生活用水供給事業にも協力している。

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ラオスの織物

谷由紀子さんの作品を見てお話を聴いた。

彼女はラオスに10年住んで、現地の人たちの持っている技術を生かしながら、自分のデザインで布(木綿、絹、葛)を織らせ、日本で販売することにより、現地の人たちの経済に寄与することによって、その伝統を新しい形で残して行こうとしている。

話に聞くと、ラオスの村の現状はミャンマーよりはかなり良いと感じる。ここ10年で随分発展したようだ。電話もあるし、インターネットも通じている。織物の技術もミャンマーより優れているように思う。少なくともチン州よりは。

しかし、言葉の端々から、彼女の悩みが伝わってくる。昔の伝統をそのまま変えずに保つことは経済的に成り立たない。経済的に成り立たせようとすると、伝統は変形する。それではラオスが日本のようになってしまうのではないか?と言う悩みだ。

ところでラオスとは何処か?地図を見ると、北は中国、南はタイ、西はミャンマー、東はヴェトナム、という位置関係。

そのため、彼女の村(ルアンナムター)には中国の資本で大規模なゴム林が作られているとのこと。ゴムの木が育てば、ゴム液採取に多くの人手が要る。その方が収入が良くて、村人は機織を止めるだろう、と言うのも彼女の悩みの一つ。

なーに、中国は外国の工場で現地の人を雇わず、中国人を連れてきて定住させ、中国人の人口比率を上げることを常套手段としている国。この村も直ぐ中国人村に変わるのではないだろうか?そして、チベット・ウイグル化する?

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屋形船

まつ乃家さんのお陰で、初めて屋形船に乗りました。楽しい体験でした。

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中はこんな感じ。総勢42名(客)+9名(芸者さん)。

二人の半玉に囲まれて、女性客も大喜び。場所はデッキ、屋根の上、というか船の屋上。だから実は船は屋根の形をしていなくて、屋形船ならぬビル型船。

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ご存知栄太朗さん。素晴らしい着物。刺繍です。

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芸者衆全員が踊る。なんて言うんだっけ?

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後ろに座っていた美人のお客さん。あまりに綺麗なのでお願いして撮らせてもらった。名前聞いたんだけど見当たらず。女優さんでは?

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あだ吉さんは所作が美しい。日本舞踊の素養が深いからだと思う。着物の柄はホタル。多分オスとメス。

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大原麗子氏逝く

1.情感のある女性だった。着物が良く似合った。私はどことなく秋吉久美子に似た所があると思っていた。「情感」が似ていた。

2.しかし、死んでから2週間後に見付かると言うのは不幸だ。最後を看取る男友達はいなかったのか?確か2度結婚して、2度とも離婚した。その他にもいろいろ付き合いがあっても可笑しくない。

3.彼女の私生活は全く知らないのだが、私は何となく、実際の彼女は我の強い女性だったのではないかと思う。それでなくては芸能界で生き残れた筈がない。

映画・テレビが作り上げた彼女は虚像であって、実像はかなり違ったのではないか?それでなければ、周りの男が放っておく筈がない。

彼女の実像と虚像の両方を優しく包んでやれる男に出会えなかった女の不幸を思う。

合掌

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金正日の勝利

どう贔屓目に見てもこれは金正日の作戦勝ち。私は中国の米国債売却をちらつかせた脅迫もあったのではないかと想像するが、アメリカはまんまと北朝鮮の罠に飛び込んだ。

交換条件として何をアメリカが提供したのかは分からないが、恐らくは日本にとって不利になることであろうと想像する。

これで北朝鮮は味をしめて、欲しいものができたら、第2第3の記者逮捕をまたは拉致を決行するだろう。しかも欲しいモノだらけなのだから、アメリカは北朝鮮テロの最大支援者になったことになる。逮捕・拉致するには若くて美しい女性記者が最適であることも分かった。これがアメリカの泣き所である。

更に勘ぐれば、今回の事件は記者逮捕の最初から、北朝鮮とアメリカとの出来レースであった可能性は否定できないように思う。

様々なケースが想定できるが。アメリカが日本を見捨てようとしているように感じる。

マスコミはこの件を、さもオバマ大統領の成果であるかのように報道していますが、私は彼の大きな失点である可能性もあると思う。オバマの鍍金が徐々に剥げて来ているのかもしれない。

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中国はインフレになるか?

中国がドルの威信低下を好機として、自国の通貨を世界の基軸通貨にするために、色々画策しているのはご承知の通り。

そして、アジア諸国はこの動きに便乗して中国のご機嫌を取ろうとしているようだ。例えばタイとか。

世界中の多くのジャーナリストが中国経済の逸早い回復振りを賞賛している。一方、中国GDP統計数字の恣意性は有名だし、中国政府は無視しているが、欧米ではその数字の矛盾を指摘する声も上がり始めた。

どちらかの言っていることが事実に反しているのだろうが、もう直ぐどちらの言うことが本当かが分かる瞬間がくるのではないだろうか。私はそれを待っている。

しかし、今でも分かることは、世界中でこれだけ紙幣を刷りまくれば、大インフレーションがやってくる筈だということだ。そして一番紙幣を乱発して いるのは中国ではないか?しかもその生産性は、賄賂に消える分が多くて決して高いとは思えない。すると、今後中国のインフレ危険度はかなり高そうだ。

金融統制国家の通貨が世界通貨になれるはずがない、と言う原則論もあるが、私にはインフレの方が恐ろしい。減価リスクを抱えた元を持ちたい人がいるとしたら、大変不思議な人だと私は思う。

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