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2009年4月

“暴走”はなぜ止められなかったのか、~アメリカ投資銀行の興亡~

「NHK、マネー資本主義 第1回、“暴走”はなぜ止められなかったのか、~アメリカ投資銀行の興亡~」を観た。なかなか面白かった。

見ていて脳裏をよぎったのは、ソ連崩壊のイメージ。クレムリンに大砲を打ち込んで戦車の上に立ったエリツィン。

アメリカもあのソ連のように崩壊するのではあるまいか?

まあそんなことは無いとは思うが、落ちぶれてなお金に執着する元経営者達の姿に、時の流れの速さを思った。しかし彼らが飢えることはあるまい。何世代にもわたって食えるだけの資産を溜め込んだのだから。

彼らの私邸の広大な敷地、豪華な住宅。何時まで支えられるのかは知らないが、多分一生安泰なのではあるまいか。一方彼らに食い物にされたサブプライム達の住宅の安っぽさ。

彼ら、元経営者達がある種の才能を持っていたことは確かだろう。それは人類社会の進歩にも幸福の増進にも無縁な才能だったが、現在もそのような才能を必要としている国はあるのではないだろうか?

将来そのような国が、幾許かの金で、財布の底が見え始めた彼らを招かないとも限らない。お隣の自称大国などはその候補の最たるものではあるまいか?

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中国のご機嫌を取るアメリカ

アメリカが中国のご機嫌を取っているように私には見える。G20を始めたり、G2と言ってみたり。

そりゃあ、アメリカは中国に国債を買ってもらわなければならない弱い立場だ。しかし、それを言えば日本だってアメリカの国債を損を覚悟で買っている。立場は同じ筈。それにしては随分態度が違うなあ、と思うのは私だけか?

これは正妻と愛人の違いかもしれない。正妻が旦那に尽すのは当たり前、旦那が感謝することはない。愛人にはお世辞たらたらご機嫌を取らないと、いつ他の男の方に行ってしまうか分からない。

最近、ふと思ったのは「これは罠かもしれない」と言うこと。

中国が国内不安定なことは世界中が知っている。知らないのは中国人だけ。中国政府は駆け引きの能力は優れているが、文明の成熟度の遅れは如何ともし難い。このような国に世界のリーダー役が務まるとは、当の中国政府以外誰も思っていないのではないか?

それなのに、そのような国を敢えて世界のヒノキ舞台に立たせようとする。そこには隠れた狙いがあるのではないか?

上手く行けばアメリカも覇権国家の一角に踏み止まることが出来てまあまあ。中国が予想通り、力に余る大役に失敗すれば、一挙に敵を葬り去ることができる。

これはアメリカの窮余の策なのではないか?とも思えてきた。

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長崎の隠れキリシタンの跡

大浦天主堂。ここで、1865年2月17日、一団の農民の群れから、一人の年配の婦人が神父に近づき、「ワタシノムネ、アナタトオナジ」と囁く。そして「サンタ・マリアの御像はどこ?」
浦上の隠れキリシタンたちが250年ぶりにヴェールを脱いだ瞬間でした。
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その場面がレリーフになっています。

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ここではコルベ神父が働いていたことがあります。彼はその後ポーランドの帰国し、アウシュビッツで身代わりを志願して餓死したことで有名です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%99

隠れキリシタンが多く棲み、遠藤周作「沈黙」の舞台となった黒埼。そこの黒崎教会。


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ここで明治以後現地の貧しい人たちの生活を向上させるためにに活躍したドロ神父。
日本最初のマカロニはこの地で作られ、現在も「ドロ様そうめん」として伝わる。
近くには「遠藤周作文学記念館」もある。
P4140219_2 その前の海は多くの隠れキリシタンが海上ではりつけになって処刑された所。今は穏やかで美しい海である。


当時の賛美歌の楽譜が今も使われていた(4線譜)。 オルガンはドロ神父が使ったもの。

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熊本城

P4130200 素晴らしい石垣。


その先に幾つもある天守閣。

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中に入る。

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天井の木組み。

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お殿様の謁見の間。

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素晴らしい城だった。重厚で美しい。気宇壮大。再建にも膨大な費用が掛かったものと思われる。それだけのことはある。

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強弁する中国

国連の北朝鮮ミサイル発射に対する安保理の非難決議案に対して、中国が懸命に反対している。

昨日まではその論拠は、「6カ国協議の障害になる」と言うことだった。

しかし、そもそも「6カ国協議」は中国と北朝鮮の利益を産んだだけで、それ以外の成果は無かったと私は思う。何故か、ヒル国務次官補(当時)が限 りなく北朝鮮と中国に譲歩して、ついにテロ支援国家の指定まで外した。これで「6カ国協議」が無意味であることは明らかになっており、そんなものを再開し ても中国と北朝鮮以外の国には何のメリットもない。流石の強弁中国も余程理屈をつけるのに困ったに違いない。

と思っていたら、今度は別の理由を付け始めた。今度は「宇宙開発の権利」だそうだ。

国民を飢えに苦しませている国が、飢えた国民に対する海外からの援助物資・資金を流用してまで武器開発をする権利があるとは、中国ならではの発想だ。民主主義国家には到底通用しない理屈だろう。

このように中国があれこれ理屈を見つけようと四苦八苦しているのを見ると、私にはやはり今度の北朝鮮ミサイル発射の調本人は、中国であると思えてくる。

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北朝鮮のミサイル発射

1.北朝鮮は何故今回の弾道を選んだのか?九州の西側海上を越えてフィリッピン東側海上に飛ぶ経路を選べば、これほどの問題にはならなかったのではない か?そのような比較的安全と思われる経路も選ばず、かと言って東京皇居上空を飛ぶ経路も選ばなかったのは、北朝鮮及びその背後で北朝鮮を操っている国に とって、この程度の危険度が、ちょうど適度に日本を脅すことができると考えたからではないか?

2.北朝鮮の生殺与奪を握っているのは中国であろう。中国の許可がなければ、北朝鮮は一日も生きて行くことはできない筈だ。(中国が北朝鮮への援助を停止すれば、北朝鮮は一日で崩壊するだろうと私は思う。北朝鮮は既に自活能力を失っている国なのだ。)つまり今度のミサイル発射は中国の意志であろうと私は思う。

3.北朝鮮の飢えた一般人を救うために、多くの国が北朝鮮に援助を行っている。その援助は北朝鮮一般国民の飢えを解消するためのものであって、決 してミサイル開発のためではないはずだ。その援助物資を横取りして、武器開発に使ってしまうのは、援助した他国の善意を踏みにじるもので、このようなこ とをする国に対しては、今後一切の援助は打ち切るべきだ。

4.ミサイルの弾頭が人工衛星であったのか、爆発物であったのかは分からない。仮に核弾頭でなかったとしても、模擬核弾頭を載せて本物の核弾頭を載せた時の実験することは可能だろう。

5.核弾頭を人工衛星軌道に乗せて、地球を何周かしたところで、実際の目的地に向かわせることは技術的に可能だろう。

6.核弾頭を人工衛星だと言い張るのならば、それが爆発物でないことを証明する必要がある。

7.他国の上空を通過するミサイル実験は国際的に禁止すべきだ。

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すべての経済はバブルに通じる

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)

4.1点

小幡績
光文社
2008年8月12日

著者は現在慶応ビジネススクール准教授で、個人投資家でもある。そのような著者が今回のバブル崩壊の過程を細かに解説していて興味深い。

特に興味深いのは、個人投資家でもある著者がトレーダーの心理に分け入って、バブルの成長とその崩壊の必然性を書いているところだ。

しかし、私のように今回の金融危機の巻き添えを食って、被害を受けているゴミ投資家としては、読んでいて腹立たしいこともある。

それは、今回の金融危機は2007年8月、フランスのパリバのファンド破綻から、既に専門家には自明だった、と言う意味のことを言っている所だ。すべての関係者が分かっていながら、それを言うと実際にバブルが崩壊してしまうのが怖くて言えなかったというのだ。

こちらは、このパリバのファンド破綻のニュースで「オヤ?」とは思ったが、そこまで重大な意味があるとは気付かなかった。専門家はバブル崩壊が近づいたことを知って、降り時をずっと狙っていたと著者は言うのだ。道理で崩壊が始まったときの価格下落が異状に早かったのかもしれない。

でもそこまで専門家が分かっていれば、大勢のエコノミストの内、一人くらいは警告を発してくれても良かったのではないか?あるいはこれも単なる後知恵で、著者もそれほどはっきり分かっていた訳ではないのかも知れない。

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地の果て?ミャンマー バガン

驚いた。何となく郵便と言うものは世界の何処にでも届くものと思っていた。

ところが、届かない所があるのだ。例えば、ミャンマー バガン。

バガンと言えばミャンマーでは屈指の観光地(仏教遺跡が多い)。そこに撮った写真を送ろうと思った。写真をプリントし、手紙を書き、郵便局からEMS(国際郵便)で出そうとした。そして分かったこと。「郵便局からは送れない」

郵便局からミャンマーに送れるのは、首都ヤンゴンと新首都ナイプイト(?)の一部の地域のみ。他の所には送れないのだ。仕方がない。郵便局が受け取らないのだから。

帰ってDHLとFEDEXに電話をしてみる。FEDEXは配達区域外で送れない。DHLは空港のある町だけなら送れる。しかし私の送りたいのは空港から少し離れた所(東京と成田程ではないが、同じ町ではないと思う)。

ミャンマー大使館に電話して聞いてみる。「私達は外交文書で用が足りていますから存じません」 そうでしょうとも、聞いたほうが馬鹿だった。

と言うことで今の所、ミャンマーに行く友人に頼んで届けてもらう他なさそう。

もっとも、その後の調査でバガンに日本のホテルがあることが分かったので、明日電話して聞いてみようと思っています。まああまり期待していないが。

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今日、バガンのサクラホテル東京出張所に電話した。「TNTを使っています」。なるほど。

でTNTに電話してみる。「私どもは企業間の運送しか扱っていません。個人は対象にしていません」ああ、そうですか。ところで個人宛の国際宅急便でミャンマーに送ってくれるところは知りませんか?「OCSはどうですか」

OCSを探して電話しようとするが何処にも電話番号が書いていない。

万策尽きて、昨日電話したDHLにまた電話する。「バガンには送れないがバガンニャンウーなら送れる」

一体「バガンニャンウー」とは何か?バガンの地図を調べる。あった!空港のあるところだ。そこから私の送りたい場所までは約4キロ。しかも地図には大きく「バガンニャンウー」と書いてあって、送り先がそこに含まれている可能性がある。

再びDHLに電話。「バガンニャンウー」に書類と写真を送りたいが幾ら位か?」「6050円です。しかしDHLが送れるのはヤンゴンまで。それか ら先はミャンマーの国内郵便になりますので、配達の確認はできません」仕方ない。それを頼むことにする。自宅まで集荷に来てくれるという。これはありがた い。

しばらくしてお兄さんが来た。あて先を書いて「おいくら?」「書類だけなら6050円ですが写真があるので貨物扱いとなり、11000円です」 え!?

しかし乗りかかった船。仕方なく11000円を払った。お兄さん「貨物扱いですのでインボイスが要りますがこちらで適当に作っておきます。写真の枚数と値段を教えてください」仕方ない、適当に答える。

さあ、これで無事に着くか?成功確率50%か。なにしろヤンゴンまでは何を使っても着く。問題はその先なのだ。

中に返信用封筒を入れた置いたが、ミャンマーの切手は日本では買えない。着いても「着いた」と教えてはもらえないかもしれない。

カンペレが地の果てであることは分かっていた。しかしミャンマー第2か3の観光地バガンがこの有様。ああ、ミャンマーは最果ての国であった。

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