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強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書 663)

神谷 秀樹著、文藝春秋刊

この本を読んでいるとウォール街のファンド・マネージャとは「今日の儲けは僕のもの、明日の損は君(国)のもの」という哲学の下に動いている人非人たちであることが、数々の実例によって理解できる。

彼らには短期的な利益しか眼中になく、長期的な会社の成長は全く視野に入っていない。まして「社会全体の幸福」などはお笑い種に過ぎないのだろう。

そのような連中が喝采を浴び、高額な報酬をたっぷりと懐に入れた結果が今回の金融危機だった。

彼らの中には、あまりの悪評に、今期の賞与を断念する向きもあるようだが、過去の報酬を返したと言う話は聞かない。

彼らには社会制裁として不正すれすれの行為で蓄えてきた膨大な私財を全て吐き出させるべきだと思うのだが、それは多分出来ないだろう。金持ちは多くの友人に囲まれ、守られているからだ。

今回の金融危機で唯一良かったことは、彼らの化けの皮が剥がれたことだろう。これを機会に世界がまともな道に戻ってくれることを願う。それが著者のこの本を書いた動機の一つに違いない。

そして、その道は、我々日本人には馴染み深い道だ。そのために現在日本は、世界の先頭に立つチャンスに恵まれたのかも知れない。

そのチャンスを生かせるかどうかは、我々に掛かっているのかも?

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