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オバマに立ちはだかる壁

オバマ新大統領の就任演説は当初懸念されたとおり、抽象的な事柄に終始し、具体的な政策への言及はなかったようだ。

しかし、グアンタナモ収容所の閉鎖と対テロ特別法廷の廃止は評価できる。これらはあまりにもアメリカらしくない政策だった。ネオコンを中心とするユダヤ勢力に、愚かなブッシュが乗せられたとしか思えない。まことに傲慢な愚策であった。

一方、2008年12月22日のNewsweek誌の試算によると、今回の金融危機を乗り切るのに必要な資金は800兆円に上るそうだ。不良債権規模は嘗ての日本と同じく当初見込みよりドンドン増えて、それに連れて必要資金も膨れ上がった。

これは途方もない金額である。

大前研一氏の試算によると、
ベトナム戦争:70兆円
イラク戦争:60兆円
第二次世界大戦:360兆円
(いずれも現在貨幣価値に換算済み)

だそうだ、実に第2次大戦に要した戦費の2倍以上ということになる。この殆どをアメリカ政府が負担するとすれば、既に壊滅状態のアメリカ経済がこの負担に耐えられるとは到底思えない。アメリカはデフォルト状態になり、ドルは更に暴落するだろう。

これを防ぐために、アメリカから日本に対して「金を出せ」という要求が来るだろうが、日本もこの経済状態なので、アメリカによい顔をすれば政治家の政治生命が絶たれる。

アメリカは当然中国にも奉加帳を廻す。中国がすんなり出すとは到底思えない。過大な要求をアメリカに突きつけて、しかも寄付の金額は値切るだろう。

オバマがヒラリーを選んだのはそのためだと言う人がいる。そうだとすれば、この人選は誤っているのではないか?中国に買収されているヒラリーが中国に対してタフネゴシエイターになる筈はない。120%中国の言い分を受け容れるだけではあるまいか。

その際の中国の条件の中には、当然「日本に対して中国が理不尽な要求をしても文句を言うな」と言う項目が入ることと思う。それを蹴る勇気がオバマにあるか?

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