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フェルマーの最終定理

2006 新潮社 サイモン・シン, 青木 薫

面白かった。数学が専門ではないので正確には分かっていないのだと思うが、著者の描写力が高いのか、数式は殆どないのに、数学者の苦闘が分かったような気がする。不思議な本。

「フェルマーの最終定理」は、ピタゴラスの定理の2乗をn乗にした式で、3 以上の自然数 n について、この式が成立する 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがない、という定理。(冪数がかけないので変な書き方になった)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%AE%9A%E7%90%86

フランスの数学者ピエール・ド・フェルマー(1601年 - 1665年)が読んでいた本の片隅にメモ書きしていた。そして「証明したけど、余白がないので書けない」と追記した。それ以来多くの数学者が挑戦したが証 明できず、300年以上後の1993年にアンドリュー・ワイルズが証明を発表した。しかし、後日誤りが発見され、ワイルズはリチャード・テイラーの協力を 得て、1994年に完全な証明を発表した。

このフェルマーの定理が証明されるまでの大勢の数学者の苦闘を描く。ゲ-デルやガロアまで出てくるのに驚いた。日本人も出てくるし、女性数学者も出てくる。

数学を扱って素人を飽きさせない、稀有の本。

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