税金を払わない終身旅行者―究極の節税法PT
総合法令出版、木村 昭二
1999年初版だから少し古い本である。それだけに書いてあることは執筆当時には正しくてもその後の法律改正などで変わっていることも多いと思われる。しかし類書が少ないだけに貴重な本だ。
最近日本国内の低金利に嫌気がさして外貨預金をしたり、外債を買ったりする話を聞く。中には海外の銀行に口座を作って資産を海外に移す人もいる。 しかし、海外に資産を移して、一見高利廻りの運用をしても、その収益を日本で申告しないと脱税行為になる。いつ税務署から摘発されるか分からない。
高い税金を取られるのも嫌だし、隠してびくびくするのも嫌な人は、さっさと海外に住居を移しない、ということを勧めている本。
海外のパーマネント・トラベラー(PT)は5つの国旗を持つそうだ。国籍を持つ国、ビジネスを営む国、居宅(永住権・市民権)を持つ国、資産運用を行う国、余暇を過ごす国。
著者は、日本人は日本の国籍は捨てない方が良いと言う。ビジネスは日本、香港、シンガポール。そして居宅はタックス・ヘイブンの国に持つ。核保有 国の傍には住まない方が良い(この点で日本は落第)。資産運用はスイス・プライベートバンクかオフショアバンク。余暇を過ごすのはお好きなところで。
各国の関係する法律が詳しく書いてあり、大変刺激的であった。もちろん個人の事情に合わせる必要があるので、著者の勧めに従う必要はないが参考になる。頭の体操に良い。
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